「DIGITAL IMAGE Tool」は、JPEG(jpg)やBMP(ビットマップ)、GIF、PNGなどの一般的な画像フォーマットファイルを複数読み込んで、指定したサイズや割合にリサイズしたり、回転、範囲を絞り込んでトリミング(= クロッピング)などの画像修正・編集と、連番に対応した画像ファイルのリネーム処理を一括で行うことができる、バッチ画像変換用フリーソフトです。
また、「DIGITAL IMAGE Tool」ではAdobe Photoshopで標準の保存フォーマットとして用いられる*.PSDファイルも読み込むことができます。
英語メニューですが、画像編集や変換に関する設定は単純で分かりやすい設計なので日本語ユーザでも問題なく利用できます。
「DIGITAL IMAGE Tool」へ画像を読み込むには、左上の「+」(プラス)ボタンから参照ウインドウを起動し、変換したいJPEG、BMP、PNGなどサポートされるイメージファイルを複数同時に読み込みます。
リストから消去するときは「-」(マイナス)ボタンで消します。
リストに追加されたファイルを選択すると、下のプレビュー画面でサムネイル表示されます。
「Save Location」をクリックするとバッチ変換される画像ファイルの出力先を指定するウインドウが起動し、「Save as」へマウスオーバーすると変換するイメージフォーマットを”JPG”、”BMP”、”TIF”の3タイプから選べるようになっています。
「Quality」の数値は変換する画像の圧縮率を表し、標準は80%に設定されています。
圧縮率を下げるとその分画像が粗くなります。
画面下には、主に画像の編集項目がいくつか用意されており、「Preview」タブでは画像の回転(Rotation)と、画像の範囲選択(トリミング)編集が行えます。
トリミングは「Crop」から別ウインドウを起動して、上下左右のバーを移動して画像を切り出します。
切り出した状態は、表示画像のみか他の全ての変換対象画像についても行うかをここで指定できます。
「Setting」タブでは、主にリサイズ、ウォーターマーク(透かし)画像の重ね合わせの設定が行えます。
リサイズについては、最大ピクセル値を指定して画像の縦と横のどちらに合わせるかを設定するか、元の画像に対するパーセンテージで指定できます。
アスペクト比(縦横の比率の保持)の有無も指定可能です。
ウォーターマーク(透かし)画像の指定については、必要な場合は別途用意した画像を指定できます。
また、ウォーターマーク画像と対象画像を重ね合わせる際の透明度の指定が行えます。
「Naming」タブでは画像のリネーム処理についてのルールを決めます。
画像のオリジナルファイル名を利用するか、スペースを含む場合は”_”をセットするかなどの選択が可能なほか、ファイル名の前後のどちらかに任意の文字列あるいは連番を加えるなどの設定が行えます。
最後に、「Process All」ボタンによって、指定した出力先に設定した内容で一気にリスト上の画像ファイルが変換されます。
主な特徴 -Main Features-
- 画像ファイルのバッチ変換・編集
- 画像ファイルのバッチリネーム処理(任意の文字列の追加、連番)
- 画像ファイルの回転
- 画像ファイルのリサイズ(ピクセル指定 or 元画像に対する割合(%)、アスペクト比保持の有無)
- 画像ファイルのトリミング
- ウォーターマーク(透かし)画像の重ね合わせ(透明度の設定可)
- 画像の圧縮率の設定
- サポート入力画像フォーマット:JPEG(JPG),PNG,TIFF,BMP,GIF,PSD,TGA
- 変換可能画像フォーマット:JPG, TIF, BMP
動作環境 -Requirements-
- Windows
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