trakAxPC使い方講座(1) : 画面構成, ループトラック製作, 基本操作
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フリーでありながら非常に高精度なループトラックシーケンサ+ビデオミキサー機能を持つ「trakAxPC」の紹介を前回はしましたが、1記事に操作説明までは盛り込めないため、本記事では「trakAxPC」の基本的な使い方を解説します。
ループ中心のDTMや音+映像でタイムライン編集可能な動画編集ソフトを探している人で「trakAxPCって何?」という方はまずは「trakAxPC紹介ページ」をチェックしてください。
このソフトは非常に分かりやすいGUIなので、10分もあれば「trakAxPC」の使い方は大よそ把握できますが、それでもめんどくさい、という人だけ参考にしてください。
機能解説・簡単な操作説明は記事の続きから。
trakAxPC基本操作メニュー
- trakAxPCのメニュー構成(必要最小限のみ)
- メディアブラウザの機能
- ミックス全体の設定パネル
- トラック毎の設定パネル(ミキシングパレット)
- ループの調整・波形の確認
- トラック上のコンテキストメニュー
- タイムライン全体の縦・横のサイズ調整
- ルーラーの時間軸表示の変更(ビートマーク切り替え)
- ループ範囲の指定
「trakAxPC使い方講座(2)」はこちら
1. trakAxPCのメニュー構成(必要最小限のみ)
「trakAxPC」の基本メニュー構成は、左から以下の順序で配置されています。
- 編集状態を「trakAxPC」専用のtxmという形式で保存/オープンするためのボタン
- アンドゥ/リドゥボタン
- 右側に表示されるビデオプレビューパネルの表示/非表示ボタン
- PCに接続されているマイクやライン入力からの録音やウェブカムからの録画機能の起動ボタン
- オーディオCDのリッピング機能の起動ボタン
- 下部に表示されるトラックカッターウインドウの表示/非表示ボタン
- 左側に表示される目的のファイルを検索するためのメディアブラウザの表示/非表示ボタン
- 新たにミックス編集するタイムライン画面を表示/非表示するボタン
- ビデオプレビューパネルの下に表示されるツールチップなどが確認できるプロンプト画面の表示/非表示ボタン
2. メディアブラウザの機能
「trakAxPC」を起動すると、PC内をフォルダ/ファイルツリー形式で展開できる「Explorer」(エクスプローラ)タブと目的のファイルをフィルタ検索できる「Scan」タブが左側にあります(※メディアブラウザ)。
ここからまずはタイムラインに追加したい音楽、動画、または画像を探してドラッグ&ドロップで追加します。
対応するファイルは選択されるだけでプレビューチェックできます。
動画はavi, mpeg(mpg), wmv, asf等のフォーマット、オーディオファイルはmp3, wav, wma, oggフォーマットなど、画像ファイルはjpg(jpeg), gif, bmp, pngなどのブラウズ、取り込みに対応しています。
trakAx本家サイトによるメディアブラウザの使用方法の解説(English)
3. ミックス全体の設定パネル
ミキシングパレットタブの一番上には、各トラックのミックス全体に関する操作・設定メニューが表示されています。
ここではミックス全体の再生、停止ボタンや、頭出し、ボリューム調整などが行えます。
最終的なミックスダウン(全てのシーケンスをまとめてファイルに出力)もここのレンダーボタンから行います。
出力できるメディア形式は、ムービー入りの場合はavi, またはwmvフォーマットで、オーディオミックスのみの場合はwav, ogg, wmaフォーマットから出力することができます。
また、再生/停止はスペースキーによるショートカットに対応しています。
他にもBPMの変更などあらゆる設定変更もショートカットキーに対応しています。
4. トラック毎の設定パネル(ミキシングパレット)
実際に追加されたトラックには、それぞれ細かな調整が可能で、トラックの一番左にはトラック自体のボリュームやBPMのON/OFF、ソロ/ミュート設定が変更できるパネルがあります。
追加されたメディアファイルは、オーディオデータであれば長さの分だけBPMに合わせて波形で表示されます。
鍵のマークのBPM非同期ボタンをONにすると、タイムライン全体に設定したBPMに同期せず、元のファイル自体の長さで波形表示するようになります。
これはアタック音や単発音、ドラムパターンの組み立てに利用できます(後述)。
また、トラックの幅もトラックの境目にマウスで伸縮カーソルを表示させてから、自由に拡大・縮小できるので、細かなパラメータの調整を必要とする編集作業も難なく行えます。
5. ループの調整・波形の確認
メディアブラウザやローカルPC上から音楽ファイルをドラッグ&ドロップすると、波形データが表示されます。
ループを引き続き繰り返すには、波形データ上を一度クリックして選択し、波形データの一番右(左)端にマウスカーソルを合わせて左右の矢印のカーソルに変えてからそのまま波形をドラッグして引き伸ばし、または縮めます。
また、このとき選択されたループトラック全体の再生時間とファイル名が表示されます。
6 トラック上のコンテキストメニュー
追加したオーディオトラックや動画トラックごとでカーソル位置でのカットや、ズーム、コピー、削除をコンテキストメニューから呼び出すことが可能です。
オーディオトラックの場合は「Audio Effect」からリバーブ、コーラス、コンプレッサー、エコー、ディストーションといったオーディオエフェクトが、ムービートラックの場合は「Video Effect」からブラー、ミラー効果、回転、ワープなどのモーションエフェクトをかけることができます。
エフェクトを指定すると、エフェクトのかかり具合を調整するためのバーが波形上に表示され、バーの上をクリックするとノードが追加されて、ノード間の折れ線でエフェクトを調整します。
また、ボリューム、パンポット、ピッチの3つのバーも同様に呼び出すことができ、波形エフェクトと同じようにノード間の折れ線でエンベロープを調整します。
7. タイムライン全体の縦・横のサイズ調整
ループやエフェクトの設定、変更などの微調整を行うには、波形データやタイムライン上のムービーを拡大して編集を行う必要があります。
タイムライン全体のサイズを調整するには、タイムラインフィールドの右下にあるボタンで調整します。
ここでは、トラックの高さの増減、タイムラインの拡大/縮小(ズームイン/ズームアウト)と、規定値のサイズに戻したり、全てのトラックを最小化して表示するためのボタンが配置されています。
8. ルーラーの時間軸表示の変更(ビートマーク切り替え)
「trakAxPC」では、通常のルーラーのタイムライン表示が時間軸(ミリ秒)で表されていますが、波形のループポイントを意識したシーケンスの編集を行う際には、ビート単位でのタイムライン表示の方が便利なことがります。
このようなループシーケンスの編集を行う場合は、ルーラー上を右クリックしてコンテキストメニューを表示し、「Show Beatmarks」を選択することにより、時間軸表示からビート単位の表示に切り替えることができます。
ドラムループなどは通常、4ビートで1ループであるパターンが多いので、この4ビートを1セットとしてループを区切ったり見分けるのに「Beatmarks」表示は役に立ちます。
9. ループ範囲の指定
「trakAxPC」でいくつものトラックを追加し、ループシーケンスを繰り返しながら曲を作っていくうちに、タイムライン上の波形は自然と長くなっていきます。
作曲していく段階では1曲の長いシーケンスの組み合わせから、特定の短い指定範囲のみを何度もループ再生させて、オーディオエフェクトや新たなオーディオトラックでループに変化をつけたりしながら納得いくまで繰り返してチェック(試聴)したい場合があります。
このようなとき、マウスカーソルをループ開始ポイントに合わせておいてから、ルーラー上を右クリックしコンテキストメニューから「Loop Start」、ループ範囲の終了ポイントにカーソルを合わせてから同様に「Loop Stop」をそれぞれ選択することによって、ループ範囲を任意にセットすることができます。
また、ループ範囲の選択は、ルーラー上をダブルクリックすることでもループマーカーを出現でき、そこから直接ループマーカーの端をマウスでドラッグしてループ範囲を決めることも可能です。
↑本記事の3~8ステップまでにあたる、trakAx本家サイトによるミキシングパレットの実際の操作イメージ。
次のステップへ(trakAxPCのその他の機能、Tips)
ここまでは、trakAxPCに関するほんの基本機能のみの使い方になります。
trakAxPCには、オーディオエフェクトや合成するムービーの動画エフェクトなど、まだまだたくさんのタイムライン編集機能やできることがあります。
さらにtrakAxPCを使いこなすための機能説明、チュートリアルは以下から。
trakAxPCは、非常に簡単で直感的に操作できるので、使い方などはすぐに覚えることができます。
例えば、YouTubeにオリジナルPVやオリジナルビデオをアップロードしたい場合も、このtrakAxPCで全ての動画編集と音声の合成を素早く簡単に行えるので、興味がある方は是非トライしてみてください。
10月31日追記:
trakAxチームより当サイトのtrakAxPC紹介記事とこのtrakAxPC操作方法の記事が日本語の使い方(How to)の参考として取り上げていただきました。
trakAxPCダウンロードページ下部より日本語ヘルプとして当サイトの紹介をしていただいています。
- trakAxPC配布サイト(trakAx.com)はこちら
- trakAxPCのビデオチュートリアル(かなり分かりやすく詳細に説明されています)
- trakAxPC, trakAxMobile, Trakpacksのフォーラムはこちら
※TrakPacksとは、trakAxPCでループ音や音ネタ素材として使えるサウンドパックです。試聴してそのままPayPalにてネット購入ができます。大体10~30サウンドが1つになって、$1.99~$5.99の間で購入できます。
以下はTrakPacksの無料サウンドパック(今後増える?)。


(25票, 平均: 4.76 / 5)








1月 14th, 2008 at 21:03:44
私のブログでtrakAxPCを記事にしたところ、私と同じく使い方がわからない方が検索エンジン経由でやってきているようなので、こちらの記事のリンクを貼らせて頂きました!
とても参考になりました!
ありがとうございます!
6月 18th, 2008 at 18:21:21
これは使えそうですね。
プレミアエレメンツでは1万数千円かかりますが、
こちらはなんと言ってもタダですからね。
でも、英語のみって所が痛いですね。